今回のワークショップでは,岡山県の特徴的な産業である農業,医療,機械制御分野から先進的な取り組みをしている有望企業を招いて,その素晴らし
い企業
活動や技術の紹介を行っていただきます。地元企業からの情報発信であり,研究・開発にまつわる理念,成果,課題等が興味深く示されます。
また,前段では地域の課題に挑戦している全国の研究機関から,様々なロボメカ研究のテーマについて発表していただきます。そして,研究開発段階における
苦労,苦心,工夫などを成功,失敗にとらわれず発表していただき,今後のロボメカ研究の発展と地域の活性化につながる有意義なワークショップにしたいと考
えております。
開 催案内書 |
氏名 | ,岡山 太郎 |
会員資格 | ,[ ]機械学会 (会員、学生) |
,[v]協賛学会会員(計測自動制御学会) | |
,[ ]一般 | |
会員番号 | ,(機械学会会員の方のみ) |
所属機関名 | ,岡山県工業技術センター |
役職 | ,研究員 |
,taro[a]okayama.go.jp | |
第1部 | ,参加 |
第2部 | ,参加 |
開催案内書 |
お申込みの際に頂いた個人情報は,当ワークショップの運営にのみ利用させていただきます。 それ以外の用途については,一切使用いたしません。 |
10:00-10:10 | 開会・ご挨拶 |
10:10-10:35 | 筋電測定装置のRTコンポーネント化とその応用 三輪 昭生 氏(岡山県工業技術センター), 梶谷 勇 氏(産総研), 神徳 徹雄 氏 (産総研) |
医療計測用に作られた筋電測定装置の応用範囲を広げる試みとして,その信号を取り込むためのRTコンポーネントを作成した。このコン
ポーネントと他のコン
ポーネントを組み合わせることで,筋電の測定を行うシステムやゲームをとりいれた筋力訓練システムの試作を行ったので,それを紹介する。 (配付公開資料:pdf) |
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10:35-11:00 | 柑橘搾汁機を中心とした「ものづくりの地産地消」の取り組み 毛利 謙作 氏(高知県工業技術センター) |
高知県にはユズを始め,ブンタン,小夏等の特産柑橘類がある。大型のため,加工が進んでいなかったブンタンを対象に,操作とデータ表
示をタッチパネルで行
う新型搾汁機を開発した。
それを元にして県内企業が搾汁プラントを製品化し,「ものづくりの地産池消」の先行事例として高知県地場産業大賞を受賞した。これら一連の取り組み経過に
ついて報告する。 (配付公開資料:pdf) |
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11:00-11:25 | シーケンサを用いた家具強度試験機用アクチュエータユニットの試作 小林 耕治 氏(長野県工業技術総合センター) |
近年,高機能なシーケンサ―が安価で入手できるようになった。こうしたシーケンサを利用してセンシング・制御を行い,長野県内にある
家具メーカーが求めて
いる強度試験装置のアクチュエータユニットを試作したので,それを紹介する。 (配付公開資料:pdf) |
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11:25-11:50 | クローラ型アスパラガス収穫ロボットの開発 田口 喜祥 氏(長崎県工業技術センター) |
アスパラガスを対象とした収穫ロボットを県内企業と共同開発している。収穫ロボットを広い圃場に安価に導入するため,レールを用いず
に運用可能なクローラ
型収穫ロボットを試作した。試作した収穫ロボットでの収穫実験の結果,問題点,対策などに関して報告する。 (配付公開資料:pdf) |
時間 | 講演タイトル | 分野 |
13:30-13:55 | オンリーワンの医療福祉機器開発 オージー技研株式会社 岸本 俊夫 氏(研究開発部 部長) |
医療・福祉 |
医療機器は薬事法によって安全性や効果効能が厳しく規定されている。また利用者がお年寄りである福祉機器は安全性が最優先の課題とな
る。 このように一般の製品開発と比べると多くの制約がある中で,競合他社との差別化を図るため,産学連携で開発した医療機器の開発事例を紹介する。 (配付公開資料:pdf) |
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14:00-15:00 | 特別講演 人工関節置換手術を支援する国産初の手術ロボットの開発 ナカシマ メディカル株式会社 高橋 広幸 氏(開発部 開発グループ課長) |
医療・福祉・ロボット |
人工関節を体内に設置する際,整形外科医には正確な骨切除技術が求められる。そのため,熟練整形外科医と比較して同等かそれ以上の高
精度の骨切削を低侵襲
にて可能とする国産初の人工関節置換術支援用の手術ロボットの開発と製品化について紹介する。 (配付公開資料:pdf) |
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15:00-15:25 | レーシングエンジン開発とその制御技術 株式会社戸田レーシン グ 戸田 憲吾 氏(品質管理部 QMR) |
制御・エンジン |
レーシングエンジンは,1滴の燃料をいかに効率良く燃焼させるかを追求するために,制御技術を用いて絶え間ない研究と開発が行われて
いる。弊社でのエンジ
ンダイナモテストから,サーキットでのチューニングまでの一連の流れを,事例を交えて紹介する。 (配付公開資料:pdf) |
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15:30-15:55 | エンジン水平保持機構付軌条運搬機 株式会社ニッカリ 池田 彰美 氏(モノラック部 技術課長) |
制御・エンジン・農業 |
国内の急傾斜地での柑橘栽培園で使用されている軌条運搬機(通称:モノラック)に搭載している空冷4サイクルガソリンエンジンを,傾
斜面に関係なく,常に
水平を保つ機構を付加したものである。 背景には,2011年から実施される排ガス自主規制に伴い,空冷2サイクルエンジンが使用できなくなるためである。 ニッカリは,1994年から空冷4サイクルエンジンを搭載してきたが,固定式の場合には使用傾斜角度に限界があり,このことが4サイクルエンジンの最大の 弱点である。 この弱点を克服した機械が,水平保持機構付軌条運搬機であり,業界初の開発に成功し,今日に至っている。 (配付公開資料:pdf) |
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16:00-16:25 | 接触式稲株センサーによる水田除草ロボットの開発 IKOMAロボテック株式会社 八田 浩之 氏(開発設計部 リーダー) |
制御・農業・ロボット |
煩雑な設定を必要とせず,稲列に沿って水田に入れ,スイッチを投入するだけで稲列に沿って走行し,水田内をくまなく走行できる水田除
草ロボットの開発に取
り組んでいる。開発の概要と現在までの実験結果,製作した試作機を紹介する。 (配付公開資料:pdf) |
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16:25-16:30 | 次回案内・閉会 |