第12回 地域交流ワークショップ
「地域の課題への挑戦」
[2015.06.16 更新]
INDEX:
概要 プログラム 懇談会 話題提供いただく方へ ボランティア募集
開催報告:
皆さまのご協力のおかげで、産議連
14組織27名に一般参加者を合わせて
48名の方にご参加いただき、横浜でのワークショップを盛況に開催できましたことを御礼申しあげます。
地元、神奈川県産業技術センターの岸本幸宏所長と、産議連製造プロセス部会の山内真副部会長の挨拶で始まり、午前の第一部では、各地の公設研究所による
話題提供として、様々な研究開発や地元企業支援の取り組みが紹介されました。午後の第二部では、さがみ産業特区の取り組みの紹介から始まり、イデアクエス
トの坂本光広氏による海外までビジネス展開が進んでいる見守りセンサの紹介、富士ソフトの上竹淳二氏によるロボットの実演を交えたコミュニケーションロ
ボットの活用についての紹介、川崎市産業振興財団の塩川克久氏による川崎ロボット競技会の紹介と各地での展開のお誘いをいただきました。
最後に、福島県ハイテクプラザの高樋昌氏から、来年度の第13回地域交流ワークショップの案内がおこなわれました。また、ワークショップ後には、恒例の有志での交流会に繰り出して親睦を深めることができました。
いろいろと便宜を図っていただいたロボティクス・メカトロニクス講演会の実行委員会、ならびに、地元の神奈川県産業技術センターの皆さまに感謝いたします。
ワークショップ参加者の分析
ワークショップ会場の様子 話題提供者と実行委員の皆さん
ワークショップ会場の様子2 ワークショップ会場の様子3
ワークショップ会場の様子4
概要:
全国から集まるロボメカ研究者・技術者の相互交流の機会を生かして、
情報交換や議論を行いたいと思います。各地域には、産地技術や農林水産品、
観光等の地域産業資源へのロボメカ支援研究事例をはじめ、特徴ある
産業集積から生まれた産学官連携や地域間連携による研究活動事例など、
地域ならではのロボメカ物語があります。
今回は、素晴らしい技術を有する地元の企業から研究・開発や地域連携・産学連携にまつわる物語を、
そして、地域課題に挑戦している全国の研究機関から、研究に関する苦労、苦心、
工夫など泥臭いことも含めて、成功、失敗にとらわれず発表していただき、
今後のロボメカ研究の発展と地域連携の活性につながる知見を広げることを重視した
フランクかつ有意義なワークショップにしたいと考えております。
- 共同主催:
- 日時:
- 2016年6月8日(水) 10:00~16:25頃
- 場所:
- 横浜市開港記念会館 (アクセス) 第6室
〒231-0005 横浜市中区本町1丁目6番地 [地図]
Tel: 045-201-0708, Fax: 045-201-2630
(ロボティクス・メカトロニクス講演会2016のチュートリアル・ワークショップ会場
※ポスターセッションのパシフィコ横浜とは会場が異なることにご注意ください)
- 参加費用:
- 無料企画(本ワーク
ショップのみ参加・聴講の場合)
※Robomec2016のポスターセッション(6/9-10)にも参加する方は、講演会の参加登録が必要。
- 申し込み先:
- 会場入り口の受付にてお名刺をお渡しください。
プログラム:(敬称は省略させていただいております)
第1部 『地域産業を支援するメカトロニクス』
- 10:00-10:10 開会挨拶
- 岸本幸宏 (神奈川県産業技術センター 所長)
- 山内真 (産業技術連携推進会議
製造プロセス部会 副部会長)
- 10:15-10:30 話題提供1
- 「東京都立産業技術研究センターにおけるロボット産業活性化事業」
佐々木智典(東京都立産業技術センター)
東京都立産業技術研究センターでは,平成27年4月にロボット事業推進部を新たに組織し,ロボット産業活性化事業を開始しました。本発表では平成27年度中に実施した事業,研究開発の内容について紹介します。
[事業ホームページ]
- 10:30-10:45 話題提供2
- 「茨城県工業技術センターにおけるロボット事業の取組みについて」
石川卓 (茨城県工業技術センター)
茨城県工業技術センターにおけるロボット関連事業ついて紹介する。昨年度まで開催した「次世代自動化システムフォーラム」の結果報告と,スマート工場を模した生産ライン整備事業など今年度予定の事業についての概要を述べる。
- 10:45-11:00
話題提供3
- 「北海道立総合研究機構の一次産業分野におけるメカトロニクス適用事例の紹介」
吉川毅 (北海道立総合研究機構 工業試験場)
道総研工業試験場の紹介と、農業・水産業等の一次産業分野における装置開発等へのメカトロニクス適用事例について報告します。
[プレゼン資料(抜粋版)]
- 11:00-11:15 話題提供4
- 「福島県ハイテクプラザにおけるロボット関連分野の取り組み」
遠藤勝幸 (福島県ハイテクプラザ)
福島県では、「ロボット産業革命の地ふくしま」を目指し、各種事業が実施されています。福島県ハイテクプラザでも、この一翼を担い、ロボット関連の研究開発や研究会活動等を行っています。本発表では、これらの取り組みについてご紹介します。
[プレゼン資料(抜粋版)]
- 11:15-11:30
話題提供5
- 「大阪府立産業技術総合研究所におけるメカトロニクス関連のものづくり支援の取組みについて」
朴忠植 (大阪府立産業技術総合研究所)
半導体、MEMS技術を用いたセンサデバイス開発、3Dプリンタなどによる試作、組み込み技術によるシステム化に関する企業支援、研究開発事業について紹介する。
[プレゼン資料(抜粋版)]
- 11:30-11:45
話題提供6
- 「鳥取県産業技術センターにおける製造工程自動化に関する研究内容の紹介」
新見浩司
(鳥取県産業技術センター)
県内企業において大規模な設備改造が困難であることから ロール製品の端面揃えを手作業で行っている工程があった。 この端面揃えの自動化について人の動作を参考としたシンプルな 機構の装置開発を進めている事例について紹介する。
[ここだけ情報のみ]
- 11:45-12:00
話題提供7
- 「脊椎強度評価試験機により得られた医学的成果と今後の展開」
藤原基芳 (三重県工業研究所)
著者らが2005年に本講演会で発表した脊椎強度評価試験機は,ロボット技術を応用した装置で,開発以降10年以上使用され続け多くの医学的知見をもたら
した.本発表では,本試験機により得られた代表的な医学的知見を示し,残された課題の整理と今後の展開,特に次世代イン
プラントの開発への活用可能性を示す.
[プレゼン資料]
- 12:00-12:10
話題提供8
- 「産総研の取り組んでいる地域連携推進に関する取り組み」
河井良浩
(産業技術総合研究所)
産総研の地域連携推進に関する公設試や地域企業との連携を強化する取り組みを紹介します。
[プレゼン資料]
- 12:10-12:30 総合討論
- 全国から集まるロボメカ研究者・技術者の相互交流の機会を生かして、
情報交換や議論を行いたいと思います。
今後のロボメカ研究の発展と地域連携の活性につながる知見を広げることを重視した
フランクかつ有意義な討論にしたいと考えております。
午後 第2部 『ロボティクス・メカトロニクス技術で支える元気な地元企業』
- 13:45-14:15 話題提供1
- 「さがみロボット産業特区の取組について」
櫻井正己(神奈川県産業技術センター)
少子高齢化や自然災害への対応などの地域の課題を解決するため、相模縦貫道路沿線地域で生活支援ロボットの実用化・普及を促進する「さがみロボット産業特区」の取組を紹介します。
[プレゼン資料]
- 14:15-14:50 話題提供2
- 「目のロボット、OWLSIGHT」
- 坂本光広 (株式会社イデアクエスト 代表取締役社長 CEO)
OWLSIGHT福祉用は、投光器から発射した2000本のビームをイメージセンサ2個で受光し、1つの目では、姿勢のような大きな動きを人工知能で危
険・要確認・安全と判定通報します。もう一つの目で、呼吸や悶え・震えのような微小体動の異変を通報します。この2つの目から総合判断をいたします。私ど
もはこの基本技術を使い、介護と医療の両面から、地域包括ケアのプラットフォーム技術としての展開を「さがみ」から世界に発信いたします。
- 14:50-15:10 休憩(20分間)
- 15:10-15:45 話題提供3
- 「コミュニケーションロボット PALRO(パルロ) のご紹介」
上竹淳二(富士ソフト株式会社 プロダクト・サービス事業本部 PALRO事業部 )
PALRO(パルロ)は高度な人工知能が搭載された人型コミュニケーションロボットです。主に介護予防支援を目的として、全国の高齢者福祉施設でご活用頂いております。本講演ではPALROの機能、最新の取組み紹介、デモンストレーション等を行います。
- 15:45-16:20 話題提供4
- 「企業の現場が輝くために~かわさきロボット競技大会のご紹介」
塩川克久(公益財団法人川崎市産業振興財団 事業推進課)
川崎市産業振興財団では、未来の製造業を担う若手技術者を育成するため、手作りロボッ
トのコンテストを継続的に開催しています。今回は、参加チームである学生や若手技術者のみなさんと歩んだ道程から、この大会を取り入れている企業の方の声
などを、運営の喜びや楽しさも交え、ご紹介させていただきます。
- 16:20-16:25 次回開催案内
- 高樋昌(福島県ハイテクプラザ)
- 16:25 閉会挨拶
- 伊東圭昌(地域交流ワークショップ 実行委員長)
実行委員会(案): (調整中)
アドバイザリーボード:
お問い合わせ:
- ワークショップ事務局: chiiki2016-info-ml
(at) aist.go.jp
懇談会:
17:30頃~20:30頃の予定で、例年のようにワークショップ会場近くで有志による懇談会を行います。皆さんと情報交換出来たら幸いです。
話題提供いただく方へ:
発表される方は、各自40部程度を印刷の上、当日、ご持参ください。
ホームページに掲載いたしますので、
配付資料、及び、プレゼン資料(ここだけ情報を削除したもの)の電子ファイルを提供下さい。よろしくご協力お願いいたします。
ボランティア募集:
日本機械学会
ロボティクス・メカトロニクス講演会2016が6月に横浜市で開催されます。
今回も併設行事として、初日にあたる6月8日
(水)に地域交流ワークショップを開催したいと考えております。
皆さまの積極的なご協力をお願いいたします。
つきましては、旅費を確保いただくとともに、以下の協力をいただければ幸いです。
1)実行委員会のメンバーとして協力
今年も、実行委員会形式で運営していきたいと思います。
全国から集まる生産情報・ロボメカ研究者・技術者の
相互交流の機会を生かしたいと考える全国の方々のボランティアを募集しております。
ボランティアいただける方は、事務局まで連絡いただければ幸いです。
2)話題提供者として協力
各地域の状況報告をワークショップで発表いただき、
議論していただくようお願いいたします。
3)参加者として協力
旅費を確保して、ワークショップに参加いただくようお願いいたします。
ロボティクス・メカトロニクス講演会は日本機械学会のロボティクス・メカトロニクス部門が主催する
千人以上の参加者を集める部門講演会です。
規模が毎年拡大しており、今年は初日にワークショップやチュートリアルなどの企画があり、
2日目から3日目にかけて、一般発表となるポスター形式の発表が行われております。一般発表のスケジュールは、以下のように、
- 講演申込 2016年2月4日(木)
- 原稿提出 2016年3月11日(金)
となっていますので、旅費の有効利用のために地域交流ワークショップ参加とともに
講演会のポスターセッションでの研究発表を検討ください。(これらの日程は講演会ホームページでご確認ください)
(参考リンク)
よろしくご検討お願いいたします。
お問い合わせ 及び 話題提供申込先:
ワークショップ事務局: chiiki2016-info-ml
(at) aist.go.jp
神徳徹雄、河井良浩、谷川民生、高樋昌、伊東圭昌