RoboMec2017 Workshop 

第13回 地域交流ワークショップ
「地域の課題への挑戦」

[2017.06.06 更新] 
INDEX:  概要  プログラム 懇談会 話題提供いただく方へ ボランティア募集

開催報告:

 皆さまのご協力のおかげで、産議連12組織25名に一般参加者を合 わせて68名の方にご参加いただき、福島県郡山市でのワークショップ を盛況に開催できましたことを御礼申しあげます。
 地元の福島県ハイテクプラザの大和田野所長の挨拶で始まり、午前の第1部では、 各地の公設研究所による話題提供として様々な研究開発や地元企業支援の取り組みが紹介され、活発な議論がおこなわれました。 午後の第2部では、福島県ロボット産業推進室の北島明文室長からイノベーションコースト構想の柱となるロボット産業活性化の取り組み状況の紹介、 興洋の鍛冶邦雄氏から苦労話を含めた水圧を利用した災害対応ロボットの紹介、 アイザックの馬場法孝氏からは会津大学とも連携されている小型電動災害対応ロボットの紹介、 そして、YUBITOMAの五十嵐伸一氏、日本オートマチックマシンの岡田孝幸氏、競泳精機の仁野政光氏、 タケルソフトウエアの山崎潤一氏らにより福島大学と連携して開発を進めている湖底の土をサンプリングする モジュール構造の小型水中ロボットの紹介がありました。 最後に、来年度の予定として北九州市で開催される第14回地域交流ワークショップの案内が行われ、 福島県ハイテクプラザの菅原康則副所長から閉会挨拶がありました。 また、ワークショップ後には、恒例の有志での交流会に繰り出して親睦を深めることができました。
 いろいろと便宜を図っていただいたロボティクス・メカトロニクス講演会の実行委員会、 ならびに、地元の福島県ハイテクプラザの皆さまに感謝いたします。

参加者の分析
  ワークショップ参加者の分析

集合写真
  話題提供者と実行委員の皆さま


概要:

   全国から集まるロボメカ研究者・技術者の相互交流の機会を生かして、 情報交換や議論を行いたいと思います。各地域には、産地技術や農林水産品、 観光等の地域産業資源へのロボメカ支援研究事例をはじめ、特徴ある 産業集積から生まれた産学官連携や地域間連携による研究活動事例など、 地域ならではのロボメカ物語があります。
 今回は、素晴らしい技術を有する地元の企業から研究・開発や地域連携・産学連携にまつわる物語を、 そして、地域課題に挑戦している全国の研究機関から、研究に関する苦労、苦心、 工夫など泥臭いことも含めて、成功、失敗にとらわれず発表していただき、 今後のロボメカ研究の発展と地域連携の活性につながる知見を広げることを重視した フランクかつ有意義なワークショップにしたいと考えております。
共同主催:
日時:
2017年5月10日(水)   10:00~16:10頃(調整中)
場所:
ビックパレットふくしま ( アクセス) 3F 中会議室A
〒963-0115 福島県郡山市南二丁目52番地 [地図
TEL.024-947-8010 FAX.024-947-8020
(ロボティクス・メカトロニクス講演会2017のチュートリアル・ワークショップ会場)
参加費用:
無料企画 (本ワークショップのみ参加・聴講の場合)
※Robomec2017のポスターセッション(5/11-12)にも参加する方は、講演会の参加登録が必要。
申し込み先
会場入り口の受付にてお名刺をお渡しください。

プログラム(案):(敬称は省略させていただいております) 

第1部 『地域産業を支援するメカトロニクス』
(司会進行 神徳徹雄 メカトロニクス分科会 会長)

10:00-10:10 開会挨拶
大和田野芳郎 福島県ハイテクプラザ 所長)

10:10-10:30 話題提供1
地域産業活性化人材育成事業を利用した林 道内の自動走行に関する研究開発
中込広幸山梨県産業技術センター
地元中小企業の取り組む、林内作業車の自動走行に関する研究開発について、 産業技術総合研究所「平成28年度地域産業活性化人材育成事業」を利用し、 山梨県産業技術センター職員と産総研研究者により研究開発を行った。 本事業にて開発した林道の3次元形状測定装置および林道幅測定方法について紹介する。
[ここだけ情報のみ]

10:30-10:50 話題提供2
鳥取県産業技術セ ンターにおけるメカトロニクスに関する研究内容・技術相談事例の紹介
新見浩司鳥取県産業技術センター
県内におけるメカトロニクスに関する技術相談事例について、解決したもの、現在進行中のものも含めて紹介します。 また鳥取県産業技術センターが行っているメカトロニクスに関する研究内容と人材育成の取り組みについても併せて紹介します。
[ここだけ情報のみ]

10:50-11:10 話題提供3 
東京都立産業技術研究センターの事業紹介
森田裕介東京都立産業技術研究センター
東京都立産業技術研究センターでは、平成29年4月にプロジェクト事業推進部として新たに発足し、ロボットやIoTの支援事業を開始しました。 本発表では、これまでの技術支援事業やロボット産業活性化事業、今後の取り組みについてご紹介します。
[ここだけ情報のみ]

11:10-11:30 話題提供4 
『さがみロボット産業特区』における火山 活動対応ロボットの開発
櫻井正己神奈川県立産業技術総合研究所
平成27年4月下旬から大涌谷周辺の火山活動が活発化し始め、県民生活、経済活動及び観測業務への支障が想定されたことから、 「さがみロボット産業特区」の取組として、現地ニーズに対応するため、既存ロボットの技術課題を解決する開発プロジェクトを募集し、 火山活動に対応するロボットを開発して現地へ投入した火山活動対応ロボット開発促進事業を紹介する。
プレゼン資料(抜粋版)

11:30-11:50 話題提供5
生活支援ロボットの実証実験を通じた実用 化支援ならびに展示会を通じた販路開拓支援
伊東圭昌神奈川県立産業技術総合研究所
神奈川県では、生活支援ロボットの普及・商品化に向けた支援を行っており、当研究所では主に技術面からの支援を中心としている。 本発表では、実用化に向けた「実証実験」を通じた実用化支援、ならびに商品化に向けた「展示会」を通じた販路開拓についての活動結果ならびに 今後の展開について紹介する。
プレゼン資料

11:50-12:10  話題提供6
電気防獣柵漏電検 出・通報装置と自走式電気防獣柵除草ロボットの開発
三浦勝吏福島県ハイテクプラザ
ハイテクプラザでは、農作物を守る電気柵において、雑草による漏電問題を解決するため、電気柵下の除草ロボットを開発しました。 今回は走行制御、走行実験、除草実験といった除草ロボットの開発について報告します。また、その他のロボット関連事業について併せて紹介します。
プレゼン資料(抜粋版)

12:10-12:20 総合討論
 全国から集まるロボメカ研究者・技術者の相互交流の機会を生かして、 情報交換や議論を行いたいと思います。 今後のロボメカ研究の発展と地域連携の活性につながる知見を広げることを重視した フランクかつ有意義な討論にしたいと考えております。

午後 第2部 『ロボティクス・メカトロニクス技術で支える元気な地元企業』
(司会進行 杉内重夫 福島ハイテクプラザ プロジェクト研究科 科長)

13:30-14:00 話題提供1
「福島県ロボット 産業の状況と福島ロボットテストフィールドの整備」
北島明文 ( 福島県商工労働部ロボット産業推進室 室長)
福島県の復興ビジョン(イノベーションコースト構想)の柱であるロボット産業集積の取組状況を報告します。 特に、県内企業・大学のロボット産業への取組状況や、陸海空のフィールドロボットの一大実証拠点である 福島ロボットテストフィールドの整備状況を説明いたします。
[ここだけ情報のみ]

14:00-14:30 話題提供2
「遠隔操作水圧駆 動ロボットの開発及び試作」
鍛治邦雄 (株式会社興洋 顧問)
「平成28年度ロボット関連産業基盤強化事業」の採択を受け、災害現場近傍において、 駆動源として、水圧のみを使用し、油圧や電気を使用せず、遠隔操作可能な、安全を最優先した、 災害対応ロボットを開発し試作した取組を紹介いたします。
[ここだけ情報のみ]

14:30-15:00 話題提供3
「小型電動災害対 応ロボット「SPIDER」の開発」
馬場法孝 (株式会社アイザック 営業企画部長)
小型電動災害対応ロボット「SPIDER」を開発した取り組みについて紹介いたします。
[ここだけ情報のみ]

15:00-15:30 話題提供4
「不攪乱柱状採泥 装置を搭載したモジュール構造型小型水中ロボットの開発」
五十嵐伸一 (YUBITOMA)、
岡田孝幸 (日本オートマチックマシン株式会社)、
但野政光 ( 有限会社協栄精機 取締役工場長)、
山崎潤一 (タケルソフトウェア)  
水害や水難事故等による行方不明者や遺留品の捜索、及び危険性を伴う湖底の調査など、 人手作業では困難な状況下で活用できる小型水中ロボットの開発を行いました。 今回、その開発にあたった産学官での取り組みの事例を紹介いたします。
[ここだけ情報のみ]

15:30-15:50 総合討論
会場からの感想や質疑応答を予定しております。

15:50-16:00  次回開催案内
(次回のRoboMech2018は北九州市で開催)
神徳徹雄
(メカトロニクス分科会会長)

16:00 閉会挨拶
菅原康則(福島県ハイテクプラザ 副所長) 

実行委員会(案):

アドバイザリーボード:

お問い合わせ:


懇談会:

例年のようにワークショップ会場近くで有志による懇談会を行います。皆さんと情報交換出来たら幸いです。

話題提供いただく方へ:

発表される方は、各自40部程度を印刷の上、当日、ご持参ください。
ホームページに掲載いたしますので、 配付資料、及び、プレゼン資料(ここだけ情報を削除したもの)の電子ファイルを提供下さい。よろしくご協力お願いいたします。


ボランティア募集:

日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス講演会2017が5月に福島県郡山市で開催されます。 今回も併設行事として、初日にあたる5月10日 (水)に地域交流ワークショップを開催したいと考えております。 皆さまの積極的なご協力をお願いいたします。 つきましては、旅費を確保いただくとともに、以下の協力をいただければ幸いです。

1)実行委員会のメンバーとして協力
今年も、実行委員会形式で運営していきたいと思います。 全国から集まる生産情報・ロボメカ研究者・技術者の 相互交流の機会を生かしたいと考える全国の方々のボランティアを募集しております。 ボランティアいただける方は、事務局まで連絡いただければ幸いです。

2)話題提供者として協力
各地域の状況報告をワークショップで発表いただき、 議論していただくようお願いいたします。

3)参加者として協力
旅費を確保して、ワークショップに参加いただくようお願いいたします。

ロボティクス・メカトロニクス講演会は日本機械学会のロボティクス・メカトロニクス部門が主催する 千人以上の参加者を集める部門講演会です。 規模が毎年拡大しており、今年は初日にワークショップやチュートリアルなどの企画があり、 2日目から3日目にかけて、一般発表となるポスター形式の発表が行われております。一般発表のスケジュールは、以下のように、
となっていますので、旅費の有効利用のために地域交流ワークショップ参加とともに 講演会のポスターセッションでの研究発表を検討ください。(これらの日程は講演会ホームページでご確認ください)

(参考リンク) 
よろしくご検討お願いいたします。

お問い合わせ 及び 話題提供申込先: 

   ワークショップ事務局: chiiki2017-info-ml (at) aist.go.jp
  
神徳徹雄、神村明哉、吉田英一



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