第17回 地域交流ワークショップ
「地域の課題への挑戦」
[2021.05.27 更新]
INDEX: 概要 プログラム
概要:
ロボメカ研究者・技術者の相互交流の機会を生かして,情報交換や議論を行いたいと思います.
各地域には,産地技術や農林水産品,観光等の地域産業資源へのロボメカ支援研究事例をはじめ,
特徴ある産業集積から生まれた産学官連携や地域間連携による研究活動事例など,
地域ならではのロボメカ物語があります.今回は,素晴らしい技術を有する地元の企業から研究・開発や地域連携・産学連携にまつわる物語を,
そして,地域課題に挑戦している全国の研究機関から,研究に関する苦労,苦心,工夫など泥臭いことも含めて,
成功,失敗にとらわれず発表していただき, 今後のロボメカ研究の発展と地域連携の活性につながる知見を広げることを重視した
フランクかつ有意義なワークショップにしたいと考えております.
- 共同主催:
- 日時:
- 2021年6月6日(日) 13:00 - 16:25
- 場所:
- Webセミナー(ZOOM)
※事前登録いただいた方に、登録時のメールアドレスに当日のZoomリンク先をお知らせします。
- 参加費用:
- 無料企画 (本ワークショップのみ参加・聴講の場合)
※Robomech2021のテクニカルセッション(6/7-8)にも参加する方は、講演会の参加登録が必要。
- 申し込み先:
- 下記メールにてお申込みください。
メール申込宛先:M-chiiki2021-info-ml[at]aist.go.jp
件名は「第17回地域交流ワークショップ参加」としていただき、
本文に①氏名 ②所属 ③メールアドレスを入力し、送信してください。
※[at]を「@」に変えて電子メールでお送りください。
プログラム(案):(敬称は省略させていただいております)
第1部 『ロボティクス・メカトロニクス技術で支える元気な地元企業』
(司会進行 朴忠植 大阪産業技術研究所 /
ワークショップ実行委員長)
- 13:00-13:05 開会挨拶
- 小林哲彦(大阪産業技術研究所 理事長)
- 13:05-13:35 話題提供1
-
「機械加現場にイノベーションを起こす」
山本憲吾(株式会社山本金属製作所 代表取締役社長)
当社は、創業以来様々な産業分野における精密加工に取組んできました。
近年では「機械加工現場にイノベーションを起こし、ものづくりを次世代につなぐ」事を企業ミッションとし、
ICT/IoT、ロボットシステムといった最新テクノロジーを取り入れた事業を行っています。
本講演では当社の取組事例についてご紹介します。
- 13:35-14:05 話題提供2
-
「メカトロニクスで装具をリハビリ機器に!!」
堀口知彦(川村義肢株式会社/パシフィックサプライ株式会社 事業開発本部開発部 製造本部デジタ
ル・機械化推進担当 部長)
装具は体の機能障害軽減を目的として体に装着する器具です。近年、メカトロニクスにより装具の高機能化を図り、
これまで歩行機能の回復が難しいとされていた脳卒中片麻痺患者のリハビリテーションに貢献しています。
- 14:05-14:35 話題提供3
-
「ロボット・AI・IoTによる「サイバーフィジカルシステム」で地域を救う」
奥山剛旭(株式会社HCI 代表取締役社長)
2002年にケーブル製造装置メーカーとして創業し、2008年よりロボットシステムを、2017年よりAIシステムを、
SIerとして構築してきました。
HCIのヒストリーとロボット・AI・IoTによる各業界のスマート化(DX)までをお話します。
- 14:35-14:45 総合討論
- 14:45-14:50 休憩
第2部 『地域産業を支援するメカトロニクス』
(司会進行 神村明哉 メカトロニクス分科会 会長)
- 14:50-15:05 話題提供1
-
「自律移動ロボットへの取り組みについて」
中込広幸(山梨県産業技術センター)
山梨県産業技術センターでは、県内企業の自律移動ロボットを応用した製品開発・事業化支援を目的に、
製品・重機等への組み込みが可能な不整地対応3次元地図作成・自律移動制御モジュールを開発した。
さらに、本モジュールをロボットに搭載し、屋内・屋外不整地において自律移動を実施した。 ROS(Robot Operating
System)を活用したロボットの自律移動に関する本研究開発内容の紹介と、
研究成果を利用した県内企業への技術普及について紹介する。
- 15:05-15:20 話題提供2
-
「水素吸蔵合金アクチュエータを用いたビニールハウス側面窓の自動開閉装置の開発」
鈴木慎一(北海道立総合研究機構 工業試験場)
水素吸蔵合金アクチュエータ(Metal Hydride Actuator:以下MHA)は、
装置周辺の温度差エネルギーによって水素を放出・吸収して、アクチュエータのロッドを伸縮する。
本発表では、このMHAを用いたビニールハウスの側面窓を規定温度で自動開閉する装置を試作し、
小型の試験用ビニールハウスに取り付けて動作試験を行った事例について紹介する。
- 15:20-15:35 話題提供3
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「めっきラインの作業時間管理の自動化」
道野隆二(熊本県産業技術センター)
中小企業のデジタル技術導入の成功事例を作り県内全域に横展開する」という活動を実施している。
今回はその中の一つの導入成功事例を紹介する。
内容は、めっき(表面処理)を扱っている企業において、めっき液への浸漬時間記録の自動化や浸漬順番を表示することで、
作業工数の削減や品質の安定化につながった事例である。
- 15:35-15:50 話題提供4
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「大阪技術研におけるROSを用いたアームロボットの活用事例の紹介」
宮島健(大阪産業技術研究所)
大阪技術研では、中小企業へのロボット導入を支援するために、ROSを使用したアームロボットの活用に取り組んでいる。
今回はその活用事例のひとつである、モーションキャプチャを用いたアームロボットへの動作教示の事例を紹介する。
本事例では、モーションキャプ チャシステムを用いて人が文字を書く際のペンの軌跡を取得し、
その軌跡データをロボットに教示することによって、ロボットに人と同じ文字を書き取らせることに成功した。
- 15:50-16:00 総合討論
- 16:00-16:05 次回開催案内
- 畑沢賢一(北海道立総合研究機構 工業試験場 / ワークショップ副実行委員長)
- 16:05-16:10 閉会挨拶
- 朴忠植 (大阪産業技術研究所 / ワークショップ実行委員長)
実行委員会(案):( 敬称は省略させていただいております)
アドバイザリーボード:
お問い合わせ:
- ワークショップ事務局: M-chiiki2021-info-ml[at]aist.go.jp
※[at]を「@」に変えてください。
参考:
お問い合わせ:
ワークショップ事務局:
M-chiiki2021-info-ml[at]aist.go.jp
※[at]を「@」に変えてください。
朴忠植、赤井亮太、宮島健、畑沢賢一、鈴木慎一、神村明哉、神徳徹雄