RoboMech2022 Workshop 

第18回 地域交流ワークショップ
「地域の課題への挑戦」

[2022.06.13更新] 
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開催報告:

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講演者と産議連関係者の皆様

# 第一部の講演者から提供いただいた公開用資料がプログラムのところから入手できます。

概要:

 ロボメカ研究者・技術者の相互交流の機会を生かして,情報交換や議論を行いたいと思います.各地域には,産地技術や農林水産品,観光等の地 域産業資源へのロボメカ支援研究事例をはじめ,特徴ある産業集積から生まれた産学官連携や地域間連携による研究活動事例など,地域ならではの ロボメカ物語があります.
今回は,素晴らしい技術を有する地元の企業から研究・開発や地域連携・産学連携にまつわる物語を,そして,地域課題に挑戦している全国の研究 機関から,研究に関する苦労,苦心,工夫など泥臭いことも含めて,成功,失敗にとらわれず発表していただき,今後のロボメカ研究の発展と地域 連携の活性につながる知見を広げることを重視したフランクかつ有意義なワークショップにしたいと考えております.
共同主催:
日時:
2022年6月1日(水) 10:00-15:00
場所:
SORA 札幌コンベンションセンター ( 〒003-0006 北海道札幌市白石区東札幌6条1丁目1−1)
(オンサイトとオンライン(Zoom)とのハイブリッド開催)
参加費用:
無料企画 (6月1日の本ワークショップのみ参加・聴講の場合)
※Robomech2022のテクニカルセッション(6/2−3)にも参加する方は、講演会の参加登録が必要。
申し込み先
下記メールにてお申込みください。
メール申込宛先:M-chiiki2022-info-ml[at]aist.go.jp
件名は「第18回地域交流ワークショップ参加」としていただき、 本文に①氏名 ②所属 ③メールアドレスを入力し、送信してください。
※[at]を「@」に変えて電子メールでお送りください。オンライン接続先情報をお送りします。
オンサイト参加の場合は、直接会場にお越しください。


プログラム: 敬称は省略させていただいております 

部  『地域産業を支援するメカトロニクス』
司会進行:神村 明哉(国立研究開発法人産業技術総合研究所)

10:00-10:10  開会挨拶
橋場 参生(北海道立総合研究機構 工業試験場長)
10:10-10:25  話題提供1 [公開用資料
「北海道立総合研究機構におけるAI技術の取組みについて」
近藤 正一(北海道立総合研究機構 工業試験場)
北海道内の各産業分野においてAI技術の利活用による作業の効率化が期待されており、 北海道立総合研究機構工業試験場でも様々の分野でAI技術を利活用した研究開発を行っている。 本発表では、エゾシカ捕獲用ワナ設置場所選定への活用、 および空撮画像による森林資源量推定の2つの取り組み事例について紹介する。
10:25-10:40  話題提供2 [公開用資料
「AIによるマウスのリモート分娩報知システムの開発支援」
道野 隆二(熊本県産業技術センター)
実験動物の管理には多大な労力と時間がかかる。そこでデジタル技術を活用して管理業務の負荷低減を試みている。 今回は分娩報知システムの開発を支援したので紹介する。 マウスによっては赤子マウスを育児放棄したり喰殺することもあるため分娩を早期に検出することは重要である。
10:40-10:55  話題提供3 [公開用資料
「山梨県産業技術センターにおけるROSを使用したロボット開発の取り組みについて」
中込 広幸(山梨県産業技術センター)
山梨県産業技術センターでは、自律移動ロボットについて、研究の実施、及び企業への普及を実施してきた。 研究において使用したミドルウェアである、 ROS(Robot Operating System)1、ROS2等について紹介する。 さらに、ROSを用いて開発した、屋外不整地に対応した自律移動システム、及び成果を使用した地元企業への技術支援、 共同実験等について紹介する。
10:55-11:10  話題提供4 [公開用資料
「ROSを用いた模擬生産ラインの構築」
宮島 健(地方独立行政法人大阪産業技術研究所)
大阪技術研では、中小企業の生産現場へのロボット導入を支援するために、 ROSによるロボットシステムの構築技術や制御技術の活用に取り組んでいる。 今回はその活用事例の一つである、ROSを用いた模擬生産ラインの構築事例を紹介する。 本事例では、ROS対応ロボットだけではなく、 ROS対応ではない産業用のセンサ、モータ、エア機器を組み合わせたユニットを模擬生産ラインとして、 ROSを用いて制御することに成功した。
11:10-11:25  話題提供5 [公開用資料
「兵庫県におけるNIROのロボット導入支援」
中嶋 勝己(公益財団法人新産業創造研究機構)
NIRO(機構名の英文略称)は、1997年に阪神大震災からの産業復興のために設立され、 現在は地元企業の技術支援を行っています。 活動の柱の1つがロボット分野で、ロボット開発や導入の支援を実施しています。 企業でロボットに関わったOBが相談に対応し、多様な自動化を実現してきました。 昨年度からは人材育成に注力し、ロボット開発や導入に役立つ研修を始めました。 発表では、NIROの支援活動を紹介します。
11:25-11:40  話題提供6 [公開用資料
「NNCを用いた音源位置の学習について」
久保田 慎一(長崎県工業技術センター)
昨年度より開始した取り組みとして、装置の老朽化などもあり長らく音響計測を行っていなかったが、 新たに「音・振動解析システム」を無響室へ導入している。 また、関連するテーマとして、音源可視化技術に関する研究を開始している。 音と画像の情報を組合せる音源可視化と、AIによる状態判定を目指した研究となっている。 その途中経過として、簡易のアレイマイク試作から、 集音データのニューラルネットワークコンソール(SONY)による学習について紹介する。
11:40-12:00   全体質疑応答 
各話題提供に対する質疑応答

12:00-13:00 昼休み

第2部 『ロボティクス・メカトロニクス技術で支える元気な地元企業』
司会進行:畑沢 賢一(北海道立総合研究機構 工業試験場/ワークショップ実行委員長)

13:00-13:30 話題提供1
「固相抽出・分注機の自動化事例紹介」
清水 寛文株式会社ASCe 電気・技術営業部 マネージャー)
NDTS(日本動物特殊診断株式会社)様のご依頼で作成した分注機と固相抽出機の自動装置の開発するにあたり苦労した点などをご紹介 致します。
13:30-14:00 話題提供2
「デジタルツイン実現に向けたロボットソリューションの紹介」
山野 孝則株式会社HBA 取締役 執行役員常務)
プラント設備のメータ読み取り、異常音検知、油漏れなどのロボットによる自動点検と収集したデータのAIによるデータ分析システムを 開発しました。さらに、データセンターの無人化を目指し、次世代ネットワークのIOWN構想におけるデジタルツインへの展開について 取組を行いましたので、ご紹介いたします。
14:00-14:30 話題提供3
「産学官連携による北海道ものづくり寒地型車両突入バリケード【ヘラクレス】 開発~製品化~実用化まで」
上杉 章トライ・ユー株式会社  代表取締役)
開発当初は、難易度が高く・未知の領域だったテロ車両阻止可能なバリケードの研究開発。決して1社では成し遂げられなかった産学官連 携チームで挑んだ背景と実用化までのストーリーを紹介します。
14:30-14:45  総合討論

14:45-14:50  閉会挨拶(および次回開催案内)

実行委員会(案): 敬称は省略させていただいております)  

アドバイザリーボード:(ご所属は実行委員長当時のもの)

お問い合わせ:


参考:


お問い合わせ: 

   ワークショップ事務局M-chiiki2022-info-ml[at]aist.go.jp
 ※[at]を「@」に変えてください。
 畑沢賢一、鈴木慎一、橋場参生、堤大祐、中西洋介、 神村明哉、神徳徹雄

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